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空でない集合Gが、次の公理を満たすことを、Gは演算 ・ により群を成す、という。 公理 (T)Gにおける内部算法 ・ が存在する。 以下では、Gを群とする。 |
※因みに、上に書いてある公理の内で(T)の条件つまり、結合法則
のみを満たす集合を半群という。
定義 (T)Gの任意の元 x、y に対し、x・y=y・x が成り立つとき、
Gは、可換群(アーベル群)であると言う。
(U)アーベル群Gにおいては、算法 G×G=G をあらわすのに、
加法の記号 (x、y)→ x+y を用いることがある。
このとき、Gを加法群という。
x+y をx と y の和という。単位元を 0 であらわす。
x の逆元を、−x であらわす。
(V)群Gにおいて、Gが可換か否かに関わらず、算法を xy のようにあらわすとき、
Gを乗法群と言う。
注意 群Gの元の個数が有限個あるとき、Gを有限群という。
群Gの元の個数が無限個であるときは、Gを無限群という。
群Gの元の個数を |G| で表し、これを、Gの位数という。
★部分群 [定理集]
|
Gの部分集合Hについて、HがGの算法によって群を成すとき、 例えば、Gの部分群として、G自身を挙げることが出来る。 |
定義 (T) Sを空ではないGの部分集合とする。このとき、
Σ:={K|K⊆G は部分群で、S⊆K }とおけば、
H:=(Sを含む最小の部分群)= ∩K
である。HをSが生成する部分群といい、〈S〉であらわす。
SはHの生成系という。
(U)Sが有限集合 S={ a1、a2、・・・、an }のとき、
〈S〉=〈 a1、a2、・・・、an 〉 と書き、有限生成である、という。
(V)特に、Gが一個の元 a で生成される、すなわち、
G=〈a〉={an| n∈Z }のとき、Gを巡回群という。(
^ は、累乗)
巡回群はアーベル群であることがわかる。
〈a〉の位数が有限のとき、その位数 |〈a〉| を元 a の
位数または、周期という。
※Mを空でない集合とする。MからM自身への全単射を
M上の置換又は変換という。
命題 SをM上の置換全体の集合とすると、Mは写像の
合成を積として群を成す。
★★置換群
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このSを特にS(M)と書き、M上の対称群と言う。S(M)の Mがn個の元から成るとき、M={1、2、... 、n}と書く。 |
さて、ここでは置換をどのように表すか決めておきたい。
普通の参考書等では、2段抜きのカッコで括られているが、このテキストでは
そうもいかないので別の表し方にします。
3次の置換群で、1を2に、2を3に、3を1に変えるような置換を、
|1 2 3|
|2 3 1| と言った具合にタテ線で区切る事にする。
定義 Snの元で、x1をx2に、x2をx3に、・・・、x(r-1)をxrに、
xrをx1に移し、他を変えないようなものを、(x1 x2 ・・・ xr)
とかいて、r次の巡回置換という。
例を挙げると、
|1 2 3 4 ・・・ n|=(1 3 4) 等である。
|3 2 4 1 ・・・ n|
これは、3次の巡回置換である。
特に、2次の巡回置換を互換という。
定義 任意の置換が、偶(奇)数個の互換の積に分解できるとき、偶(奇)置換という。
Snの偶置換全体の集合をAnとし、これを、n次の交代群という。
★部分群による類別 [定理集]
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Gを群、H<Gとする。 (V)同様にして、 (W)上の条件が成り立つとき、xとyは、Hを法として右合同であるという。 |
※H によるGの左剰余類の個数を
GにおけるHの指数といって、(G:H) で表す。
尚、HによるGの左剰余類、右剰余類の
個数は一致する。
例 Sn において、Anは偶置換全体の成す集合で、
Snの部分群を成す事は前に書いた。
ここで、Sn∋τ を任意の奇置換とすると、
τAn は奇置換全体の集合となる。
従って、AnによるSnの左剰余類は Anと、τAn の2つである。
従って、(Sn:An)=2 である。 右剰余類に関しても同様。
| Gを群 H<G とする。 (T)a∈Gを定めたとき、 aH=Ha ⇔ aHa-1=H (U)∀x∈G、xHx-1=H ⇔ ∀x∈G、xHx-1⊆H が成り立つ。(U)が成り立つとき、HをGの正規部分群という。 |
定義 Gを群、N⊆Gを正規部分群とする。このとき、Nによる
右剰余類と左剰余類には区別がないので、単に剰余類という。
Nによる剰余類の全体を G/N と書く。 C(a)=Na=aN
集合 G/N において、元C(a)=aN、C(b)=bNに対し、
a,bのとり方によらず C(a)C(b)=C(ab)が成り立つ。
この内部算法を積として、商集合 G/N は群となる。これを、Nによる
Gの商群、剰余群という。
★★ 準同型写像
[定理集]
|
G、G´を群とする。写像 f:G → G´を考える。このとき Gの単位元e´の逆像をfの核といい、Kerf で表す。Gのfによる像を |
| 空でない集合Rにおいて、2つの内部演算、加法a+b∈R、 乗法ab∈Rが定義されていて、次の3つの条件が成り立っているとき、 Rは環であるという。 T. Rは加法に関して可換群である。 |
環Rが乗法の単位元1を持つとき、Rを単位的環という。
単位的環Rの元aが乗法に関しての逆元を持つとき、aを単元という。
環Rの元aに対し、0でない元b∈Rがあって、ab=0
となるとき、aを左零因子という.0でない元c∈Rがあって、
ca=0となるとき、aを右零因子という.
Rの乗法が可換であるとき、Rを可換環という.そうでないとき、
Rを非可換環という。可換環においては、右零因子と左零因子は同じものである。
単位元を持つ可換環で、0以外に零因子を持たないものを、整域という。
単位元を持つ環で、0以外の元がすべて単元であるものを斜体という。
さらに、乗法について可換な斜体を体という。[体の拡大へ]
※多項式環とは?
Rを単位的可換環とする。Rの元を係数とする不定元の多項式全体の集合は、
通常の加法と乗法に関して乗法の単位元をもつ可換環になる。
この環を、R上の(1変数Xの)多項式環といい、R[X]と書く。
0でないf(X)∈R[X]は、f(X)=ΣAjXj (0≦j≦n)、(A0、・・・、An∈R、An≠0)
と、一意的に表せる。 nをf(X)の次数といって、degf(X)=n と書く。
0∈R[X]の次数は定義しない。
同様に、Rの元を係数とするX1、・・・、Xnの多項式全体の集合は単位的可換環になる。
これを、R上のn変数の多項式環といい、R[X1、・・・、Xn]と書く。
定義 Sを環Rの空でない部分集合とする。Rの加法と乗法をSに制限したものが、
Sにおける加法と乗法になっていて、Sがこの2つの算法に対し環になっているとき、
SはRの部分環であるという。特に、Rの部分環Sが(上に述べた加法と乗法に関して)
体になっているとき、SをRの部分体という。
★★★イデアル・剰余環
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環Rの空でない部分集合Iが、次の2条件 (1)∀a,b∈I に対し、a+b∈I、−a∈I (2´)∀x∈R、∀a∈I に対し ax∈I を満たすとき、I はRの右イデアルである、という。 I が左イデアルかつ右イデアルであるとき、 I を両側イデアル、 |
定義 Rを環とする。
R∋a1、a2、・・・、an に対して、
{x1a1+・・・+xnan+z1a1+・・・+znan|xi∈R、zi∈Z }
は、{a1、a2、・・・、an}によって生成されるRの左イデアルである。
これを、 Ra1+・・・Ran+Za1+・・・Zan と書く。
また、Rが乗法の単位元を持つときには、Zの項は省略できる。
従って、a1、a2、・・・、an で生成されるRの左イデアルは、
{x1a1+・・・+xnan|xi∈R}=Ra1+・・・Ran となる。
(a1、a2、・・・、an)とも書く。右、両側イデアルも同様で、
右イデアルのときは、Rを ai の右側に、
両側イデアルのときは、 ai の両側に掛ければよい。
Rの(右、左、両側)イデアル I が有限個の元で生成されているとき、
I を有限生成な(右、左、両側)イデアルという。
ただ1つの元から生成された(右、左、両側)イデアルを、
単項イデアルという。特に、可換環Rで全てのイデアルが単項イデアルであるとき、
このRを単項イデアル環という。更にRが整域であるとき、これを、
単項イデアル整域( Principal Ideal Domain
) 略して PID と書く。
※ Rを環とし、IをRの(両側)イデアルとする。I は(可換な)加法群Rの部分群であるから、
I はRの正規部分群で、従って剰余群 R/I を作ることができる。 R/I の元を
x+I と書くと、R/I は加法 (x+I)+(y+I)=(x+y)+I によって群となる。
単位元は I 、x+I の逆元は -x+I である。
定義 Rを環とし、IをRの両側イデアル、R/I をRの I による剰余群とする。
R/I ∋x+I 、y+I の乗法を
(x+I)(y+I):=xy+I と定義すると、 これは代表元の取り方によらず定まり、
R/I は上の加法と乗法により環となる。
環 R/I をRのI による剰余環という。
★★ 準同型定理
[定理集]
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R、R´を環とする。f をRからR´への写像とする。 fを環Rから環R´への準同型写像とする。 |
定義 I を環Rのイデアルとし、写像 f:R→R/I を f(x)=x+I と定義すると、
f は準同型写像である。 Kerf=I 、f の像 Imf=R/I で、f は全射である。
この f をRからR/I(の上)への標準的準同型写像、標準全射などという。
(※ 直積・直和、の辺りをスッ飛ばします。)
★★商体
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整域Rの2つの元a、b、b≠0、に対して、 a/b と c/d とが等しい事を このように等号を定義して等しいものを同一視して a/b の全体を (a/b)+(c/d)=(ad+bc)/bd Q(R)は、1/1 を単位元とし、0/1 を零元とする体となる。 また、写像 は、可換環の中への同型写像であり、これによって、a と a/1 とを同一視 |
例として、整数環Zの商体は有理数体Qである事が挙げられる。
★★一意分解整域 [定理集]
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Rを単位的可換環とし、a,b∈R、b≠0 とする。 p∈R が0でも単元でもないとする。 Rを整域とする。次の2条件を満たすとき、Rを一意分解整域(UFD)という。 |
★★ 極大・極小イデアル [定理集]
| Rを単位的可換環とする。RのイデアルMが次の2条件を満たすとき、 MはRの極大イデアルという。 (1)M≠R (2)I がMを含むRのイデアルであれば、I=M または、I=R である。 RのイデアルPが次の2条件を満たすとき、PはRの素イデアルであるという。 |
(※ネーター環については、定義を定理集の中に入れておきました。)
ここからは、体論です。体の定義はこちら。
★★体の拡大 [定理集]
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Lを体、KをLの部分体とするとき、LをKの拡大体という。 Lを体、KをLの部分体、x1、・・・、xn∈Lとする。Kの元を そして、以下では、∀f(x1、・・・、xn)∈K[x1、・・・、xn]を したがって、K(x1、・・・、xn)={f/g|f、g∈K[x1、・・・、xn]、g≠0} |
定義 Lが体Kの拡大体であるとき、LをK上の線形空間とみなすことができる。
K上の線形空間としてのLの次元を、LのK上の次数といい、[L:K]であらわす。
[L:K]<∞のとき、LはKの有限次拡大体、[L:K]=∞のとき、
LはKの無限次拡大であるという。
体Kの部分体がKだけであるとき、Kを素体という。
定義 Kを体とし、K0(ゼロ)をKに含まれる素体とする。
K0が有理数体Qと同型であるとき、Kの標数は0であるといい、
K0が Z/pZ(pは素数)と同型であるとき、Kの標数はpであるという。
標数p≠0の素体をFp(pは添字)、GF(p)等とかく。
有限個の元からなる体を有限体という。無限個の元からなる体を無限体という。
定義 体Kの標数がp≠0であって、Kp={xp|x∈K}=K であるとき、
または、体Kの標数が0であるとき、Kを完全体という。
★★★代数拡大 [定理集]
| Lを体Kの拡大体とする。 (1)∀x∈Lに対して、0でない多項式f(X)が存在して、f(x)=0となるとき、 xはK上代数的であるという。そうでないとき、xはK上超越的であるという。 (2)Lのすべての元がK上代数的であるとき、LはK上代数的である、 LはKの代数拡大である、という。そうでないときは、LはK上超越的である、 LはKの超越拡大である、という。 |
定義 この定理(定理集参照)のf(X)をxのK上の最小多項式という。
最高次の係数が1の最小多項式を Irr(x、K)と書く。
定義 Lを体Kの拡大体、L´を体K´の拡大体とし、σ1をKからK´への
単射準同型、σ2をLからL´への単射準同型とする。
σ2のKへの制限がσ1に等しいとき、σ2をσ1のLへの拡張という。
特に、K=K´でσ1が恒等写像のとき、σ2をK上の単射準同型という。
さらに、σ2が同型写像であるとき、σ2をK上の同型写像、
K同型写像という。
★★最小分解体
[定理集]
|
Kを体、f(X)をK[X]の元とする。この系(定理集参照)のLを このとき、K(x1,・・・、xn)をf(X)のK上の最小分解体という。 |
★★★分離拡大・非分離拡大 [定理集]
定義
|
体K上の多項式環K[X]の元f(X)について、その多項式の微分を、 f(X)が既約のとき、f´(X)≠0ならば、f(X)はK上分離的であるという。 |
さて、以下では非常にわかりにくい形の数式を
並べざるを得ませんでした。すみません。
1例を挙げますと、X(p^(e+1)) です。
うーん、分かりにくいですね。これの読み方は、
Xの・pの(e+1)乗・乗と読みます。
整式による表現はXの肩にpが、そして、pの肩にも(e+1)
が乗っかっている状態です。
プログラムを書く人にはスンナリ分かるでしょうが、
そうでない人には申し訳ありませんが、1度紙か何かに
書いてみることをお勧めします。
では、定義に移りたいと思います。
| (1) Kを標数pの体、K上の既約多項式 f(X)を f(X)∈K[ X(p^e) ] かつ、f(X)は、K[X(p^(e+1))] の元ではないとし、 f(X)=g(X(p^e))とする。 このとき、deg g (gの次数)を f(X)の分離次数、 (p^e )をf(X)の非分離次数、eをf(X)の非分離指数、と言う。 (2)xをK上代数的な元とする。 (3)Kを、標数pの体とする。 (A)LをKの代数拡大とする。 LがK上非分離的な元を含むとき、LはK上非分離的である、 Lのすべての元が、K上純非分離的であるとき、LはK上 |
定義 K1、K2を体Lの部分体とする。K1の元とK2の元の積の
有限和全体の集合を K1K2 で表す。 即ち、
K1K2={ΣXj・Yj|Xj∈K1、Yj∈K2、j は自然数 、1≦j≦n }
である。
系 Kを標数pの体、LをKの代数拡大とする。
(@)K上分離的なLの元全体の集合をLsとすると、
LsはKの分離拡大で、LはLsの純非分離拡大である。
(A)MをLとKの中間体で、MはKの分離拡大、LはMの純非分離拡大
であるとすると、Mは(@)のLsと一致する。
定義 前命題の(@)のLsをKのLにおける分離閉包という。
[L:K]=n<∞ のとき、[L:Ls]=p^e、 [Ls:K]=m、
従って、n=m(p^e)である。
mをLのK上の分離次数、(p^e)をLのK上の非分離次数、
eをLのK上の非分離指数といい、
mを[L:K]s、(p^e)を[L:K]i と書く。
Kの標数が0のとき、[L:K]=[L:K]s、[L:K]i=1 と定める。
従って、標数の如何に関わらず、[L:K]=[L:K]s・[L:K]i が成り立つ。
★★★正規拡大 [定理集]
定義
| Kを体、x、yをK上代数的な元とする。 Irr(x、K)=Irr(y、K)であるとき、 xとyはK上共役である、K上の共役元である、という。また、yはxのK上の 共役元である、という。 Kを体、LをKの代数拡大とする。Lの任意の元に対し、xのK上の共役元 |
|
Lを体Kの有限次拡大、L1をLを含むKの正規拡大とし、[L:K]s=nとおく。 N(x)=Π(σj(x))[L:K]i をxのLからKへのノルムといい、 |
★★★ガロア拡大 [定理集]
| Lを体Kの正規拡大とする。LのK自己同型写像全体の成す集合を、 LのK上のガロア群といい、G(L/K)と書く。 体Lが、体Kの分離かつ正規拡大であるとき、LをKのガロア拡大(体)という。 |
★★★代数的に解ける方程式 [定理集]
| Kを体、L を Kの有限次拡大体とする。 (@)次の2条件を満たすようなKの拡大体の列 がとれるとき、L は Kの広義べき根拡大体である、という。 特に、r =1 のときは、単に、べき根拡大体という。 (1)K=K0 ⊂ K1 ⊂ ・・・ ⊂ Kr =L (2)Ki = Ki−1(αi) 、 Irr (αi 、 Ki−1)= Xn − ai (A)Kの広義べき根拡大体L´を適当に選び、L´ ⊃ L とできるとき、 L は K上べき根によって構成される、という。 |
| Kを体、f (X)=a0Xn
+ a1Xn−1 + ・・・ + an
を K係数の多項式とし、 Q(a1/a0、・・・、an/a0) 上のf (X) の最小分解体をLとする。 Lが、Q(a1/a0、・・・、an/a0)上べき根によって構成される時、 方程式 f (X)=0 はべき根によって解ける、代数的に解ける、 という。 |
| f (X)=a0Xn
+ a1Xn−1 + ・・・ + an
、K =Q( a1、・・・、an )とし、 L を K上のf (X) の最小分解体とする。 L は K のガロア拡大であるから、 ガロア群 G(L/K) を考えることが出来る。 G(L/K)を、方程式 f (X)=0 の ガロア群、 または、多項式 f (X) のガロア群、という。 |
| a1、・・・、an
をQ上代数的に独立な元とする。 即ち、Q[a1、・・・、an ] は、Q上 n 変数多項式環と同型であるとする。 このとき、Xn + a1Xn−1 + ・・・ + an =0 を 一般の n 次代数方程式、 または、一般の n 次方程式という。 |
★★部分群 [定義集]
|
定理(群の必要十分条件) G、Hを群、H⊆Gとする。このとき、 (2)Hが上の条件をすべて満たすならば、 系 Gを群とする。{Hλ|λ∈Λ}をGの 命題 Gを巡回群とする。HをGの部分群とすると、 系 加法群Zの部分群Hはすべて巡回群である。 |
★★部分群による類別 [定義集]
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定理 Gを群、SをGの部分集合とする。 系 Gを有限群、n=|G|としたとき、∀a∈Gについて、 |
★★★準同型定理 [定義集]
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命題 群の準同型f:G→G´に対し、 命題 群の準同型f:G→G´に対し、 命題 (@)Gを群、NをGの正規部分群とする。 (A)準同型定理 このとき、写像g:G/N→G´、xN → f(x) 定理 Gを群、f:G→G´ を群の準同型とする。 定理 Gを群、H<G、NをGの正規部分群とする。このとき、 定理 第三同型定理 |
環の定理集
★★★準同型写像 [定義集]
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命題 f を環Rから、環R´への準同型とする。 (A)I´ がR´のイデアルであれば、 命題 Iを環Rのイデアルとすると、 定理 準同型定理 定理 第一同型定理 第二同型定理 命題 f を環Rから環R´への準同型写像、I をKerf に |
★★一意分解整域 [定義集]
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定理 RがUFDであるための必要十分条件は、 定理 RをUFDとすると、R[X]もUFDである。 |
★★極大・極小イデアル [定義集]
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命題 Rを単位的可換環とし、I をRのイデアルとする。 この事から、極大イデアルは素イデアルで 定理 単位的可換環Rは極大イデアルを持つ。 系 Rを単位的可換環、I(≠R)をRのイデアルとする。 |
|
定義 可換環Rの全てのイデアルが有限生成で 定理 可換環Rに関して、次の3条件は同値である。 (@)Rの全てのイデアルは有限生成である。 命題 R、R´を環、f:R→R´ を準同型写像とする。 定理 ネーター環Rの元を係数とする 系 体K上の多項式環K[x1、・・・、xn]はネーター環である。 |
体の定理集
★★★体の拡大 [定義集]
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命題 (@)素体は有理数体Qか、Z/pZと同型(pは素数) 定理 Kを有限体とし、|K|=q とする。 命題 有限体は完全体である。 |
★★★代数拡大 [定義集]
| 定理 xを体Kの拡大体の元とする。 (@)xがK上代数的 ⇔ K(x)=K[x] (A)xがK上代数的で、 deg Irr(x、K)=n ⇒ [K(x):K]=n |
★★★最小分解体 [定義集]
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定理 Kを体とする。f(X)∈K[X]を既約多項式とする。 また、この様なLは、K同型の差を除き一意的に定まる。 系 Kを体とする。f(X)∈K[X]を必ずしも既約ではない 系 Kを体とする。f(X)∈K[X]とする。 |
★★★分離拡大・非分離拡大 [定義集]
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定理 Kを標数pの体、xをK上代数的な元、Irr(x、K)=f(X) 系 Kを標数pの体、f(X)∈K[X]を既約多項式、 f(X)=aΠ(X−xi)(p^e) (1≦i≦n) 命題 Kを標数pの体、LをKの代数拡大体、x∈Lとする。 命題 Kを標数pの体、LをKの代数拡大体、 (@)xがK上分離的 ⇒ xはM上分離的 命題 Kを標数pの体、L=K(x)をKの代数拡大 定理 Kを標数pの体、LをKの有限次代数拡大、 [L:K]s=[L:K]s[L:K]s |
★★★正規拡大 [定義集]
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補題 Kを体、f(X)∈K[X]、Lをf(X)のK上の 定理 Lは体Kの有限次正規拡大 系 Lを体Kの拡大体、MをLとKの中間体とする。 系 Lを体Kの有限次正規拡大とし、x、y∈Lとする。 補題 Mを体Kの有限次拡大、L=M(x)をMの分離(代数)拡大、 このとき、σをLからL1の中へのK上の単射準同型に 定理 L
を体K の有限次分離拡大とすると、 系 前補題に続いて…… 系 Lを体Kの有限次拡大、L1をLを含むKの正規拡大、 (@)Lから、L1の中へのK上の単射準同型写像全体のなす集合Sは、 |
★★★ガロア拡大 [定義集]
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定理 ガロアの定理 その1 LとKの中間体Mに対して、ガロア群G(L/M)は、 このとき、LとKの中間体全体の集合ιと φ:ι→κ、M→G(L/M) ψ:κ→ι、H→L(H) によって1体1に対応し、包含関係を逆にする。即ち、 |
| 補題 K、K´を体とし、σ1、・・・、σn
を乗法群K* からK´* への 相異なる準同型写像とし、σi (0)=0´ を満たすものとする。 このとき、σ1、・・・、σn はK´上線形独立である。 即ち、c1、・・・、cn∈K´があって、∀x∈Kに対して、 (c1σ1+・・・+cnσn)(x):=c1σ1(x)+・・・+cnσn(x)=0´ であれば、 c1=・・・=cn=0´ である。 定理 L を体Kの有限次巡回拡大、G(L/K)=< σ > とする。 このとき x∈Lが、N(x)=1 を満たせば、適当な y∈L をとって、 x=σ(y)/y と表す事が出来る。 |
| 定理 体Kが、1の原始n乗根ζを含むとする。 (1)L が K のn次巡回拡大 ⇒ L=K(x)、Irr(x、K)=Xn−xn となる x が存在する。 (2)L =K(x)、xn=a∈K ⇒ L は K の巡回拡大で、[ L:K ]|n である。 定理 K を体、ζを、Kの拡大体含まれる1の原始n乗根とする。 (1) K(ζ) は、K のアーベル拡大である。 (2) n が素数ならば、 K(ζ) は K の巡回拡大である。 |
| 補題 K を体とし、任意の自然数 n に対して、 全ての1の原始 m 乗根( m=1、・・・、n ) から成る集合をΓn とする。 Kn=K(Γn) とすると、Kn はK の広義べき根拡大である。 補題 Kを体、L を Kの拡大体、L1、L2 を L とK の中間体とする。 (但し、標数は0とは限らない) L1 が、K の有限次ガロア拡大であれば、 L1L2 はL2 の有限次ガロア拡大であって、 G( L1L2/L2) 補題 K を体、L をK の拡大体、L1、L2 を L とK の中間体とする。 (但し、標数は0とは限らない) L1、L2 がK の有限次ガロア拡大であれば、 L1L2 も K の有限次ガロア拡大である。 |
| 定理 ガロアの定理 その2 K を標数 0 の体とし、f (X) ∈K[X] とする。 方程式 f (X)=0 が代数的に解ける ⇔ f (X) のガロア群が可解群である。 系 一般の5次以上の代数方程式 f (X) =Xn + a1Xn−1 + ・・・ + an =0 は、代数的に解けない。 |
参考文献
詳解代数入門 彌永 昌吉 東京図書
有馬 哲
浅枝 陽